バス運転手の1日の仕事内容について知りたい
バス運転手の仕事は、早番と昼番と遅番の3交代制のシフトが一般的です。
早番の勤務を終えたら昼番、その次は遅番というようにシフトが変わります。同じ人が毎日同じ時間帯で勤めるということはないようです。
また、バス運転手の仕事には、路線バスを運転している人、観光バスを運転している人というようにバスの種類によって勤務時間が異なります。今回は、路線バス運転手の早番の一日をご紹介します。
AM4:00/出勤
路線バス運転手の早番の朝は、非常に早いです。
勤めているバス会社により多少の違いはありますが、早朝6時頃から運行が開始されるため、それに間に合うように家を出る必要があります。
営業所が遠い場合は、もっと早い時刻に家を出なければならないこともあるでしょう。
AM5:00/車両を点検
バス会社の車庫に着いたら、車両の点検を行います。
バスのエンジンやタイヤなどの整備に不具合がないか、バス会社で決められている点検方法でチェックします。バスの点検がすんだら制服に着替えた後で、営業所で始業点呼と飲酒探知機によるアルコールチェックを受けます。
バス運転手の健康状態などもチェックされます。
体調が悪い場合は、バスを運転することができません。お客様の命を預かる仕事なので、健康であることが絶対条件です。
AM6:00/運行開始
路線バスに乗務後、路線の状況や運行上の注意点などを確認したら運行開始となります。バスの運転手は、決められた運行時間表に従ってバスを走らせます。
早朝のラッシュ時の運行なので、道路によっては渋滞もありえます。
バスの運転手は、停留所間を時間通りに運行できるように気を配ります。
AM8:00/休憩
1時間~2時間ほど走った後に、必ず「休憩」が入ります。連続4時間以上の走行は禁止されています。
休憩室で、ほかのバス仲間とおしゃべりしたり、仮眠室で昼寝をすることもできます。
PM12:00/昼食
運転と休憩を繰り返し、お昼になったら昼食を取ります。営業所には食道がありますから、営業所が近ければ戻って食事をすることが可能です。
PM13:00/運行開始
昼食後に午後の運行が開始されますが、バス会社により昼食時間は異なっています。
食事を取る時間が決まっているということもないようですが、バスの運行時間は決まっていますから、運行開始時間に間に合うように戻りましょう。
PM15:00/休憩
午後も午前中と同じように、1時間~2時間ほど走ったら休憩を取り、運行と休憩を繰り返すことになります。
PM18:00/乗務終了
お客様が下車したことを確認し、車内に忘れ物がないかをチェックした後で営業所に戻ります。
PM19:00/入庫
バスの洗車を行い、翌日の運行のために給油をしておきます。
バスにキズがついていないかチェックし、安全のために異常がないか確認します。
異常があれば、そのバスは修理に回されます。
PM20:00/勤務終了
営業所に日報などで運行結果を報告後、飲酒探知機によるアルコールチェックをすれば、その日の勤務は終了です。
家に帰宅する頃には、一日が終わっています。勤めているバス会社により勤務時間は異なりますが、だいたいこのような流れとなっています。
まとめ:バスの運転手の一日は長い
早番と言うと、午前中に帰れるようなイメージがありますが、バス運転手の一日は長いです。バス運転手の仕事は、運転の合間に休憩をはさまなければならないために長時間勤務となります。
ご紹介したのは路線バスの運転手の早番の例ですが、昼番になるとお昼からの勤務、夜番では夕方出勤となります。
3交代制のシフトによる勤務が一般的です。複数のバス運転手で運行に支障が出ないように仕事を回していきます。