バス運転手になるために必要な免許を知りたい
大型バスは自家用車とは大きさが違いますから、運転するためのテクニックがいります。
バス運転手になるためには、「大型二種自動車運転免許」の取得が必要です。
大型二種自動車運転免許を取得する方法と、大型一種自動車運転免許や大型特殊自動車免許との違いについてご案内します。
大型二種自動車運転免許を取得するには?
二種免許は、乗客を運ぶ目的で運転する際に必要になる免許です。二種免許を持っていると、バス以外にタクシーなどを運転できます。
大型二種自動車運転免許を取得する条件として、普通自動車運転免許か大型一種自動車運転免許が必要になります。また、大型特殊自動車免許を持っている人は、免許を取ってから3年以上の期間がたっていることが条件となっています。
大型二種自動車運転免許を取得するには、学科講習及び技能講習を受講した後で仮免許を取得します。自動車教習所の卒業検定を受けて合格した後は、応急救護処置講習と旅客者講習を受けます。講習受講後に大型二種自動車運転免許が交付されます。
大型一種自動車運転免許とは?
大型一種自動車運転免許は、トラックやダンプカーなどの大型車を運転する際に必要になる免許です。バスと同じような大きさのトラックが運転できれば、比較的バスの運転もしやすいのではないでしょうか?
バスとトラック運転の大きな違いは、乗客を乗せているかどうかです。
バスの運転手の転職先としてトラック運転手の仕事を選ぶ人が多いのは、大型一種自動車運転免許を取得していることが大きな理由となっているようです。
大型特殊自動車免許とは?
大型特殊自動車免許は、ブルドーザーやトラクターなどの特殊な車を運転する際に必要になる免許です。小型車と区別されており、小型特殊自動車用の免許もあります。
大型第二種自動車運転免許を取得する際に大型特殊自動車免許を持っていると免許を取りやすくなるようですが、ブルドーザーとバスでは運転技術に大きな差がありそうなので、バスを運転する前に十分な練習が必要になるでしょう。
未経験者の募集
バス会社のなかには、大型二種自動車運転免許を持っていなくても採用するところがあります。
社内で研修を行っており、採用してから免許を取得できる制度を導入しているバス会社もありますから、バスの運転が未経験でも研修を受けることで資格を取得できます。
転職を急いでいる場合は、大型二種自動車運転免許を取得する時間がない場合もあるでしょう。未経験でも募集しているところを探してみてください。
バス運転手としての実務経験
バス運転手は多くの乗客の命をあずかる仕事であることから未経験者が採用されると言っても、普通免許を持っていないこれまで自動車を運転したことのないまったくの初心者が採用されることはないでしょう。
バス会社のなかには、バス運転手としての実務経験を重視するところもあるようです。大型二種自動車運転免許を持っていなくても、普通自動車の運転暦が長く安全運転を心がけてきた優良なドライバーであれば、バスの運転手として採用される可能性があるでしょう。
まとめ:一種免許と二種免許の大きな違いは乗客の有無
一種免許と二種免許の大きな違いは、乗客を乗せて走ることができるかどうかという点にあります。責任が重いことから、二種免許のほうが取得するのが難しくなっています。
バス運転手になるためには、大型二種自動車運転免許が必要になります。
しかし、バス会社によってはバスの運転が未経験だとしても採用しているところがありますし、経験者でなければ採用していないところもあります。
応募する際に、バス会社が掲げている雇用条件を確認するようにしてください。