バスの運転手って定年はあるの?
一般的な定年の年齢は60~65歳となっていますが、人手不足の日本では定年が延長される可能性があります。バスの運転手の定年は、バス会社によっても違いがあるようです。
一旦バス会社を辞めてから、定年後に嘱託として勤める方法もあります。
バスの種類ごとに、ドライバーが何歳まで働けるのかについてご案内します。
バスの運転手の健康状態
バスの運転手として何歳まで働けるかについては、健康状態にもよります。
体力的に丈夫で精神的にタフな人であれば、かなり年を取っても運転手として働ける可能性があります。個人差があることから、一概に何歳まで働けるとは決められないようです。
バス会社では身体検査が毎年開催され、身体的な条件としては、両目の視力がメガネをかけた状態で一定の度数あることと、聴力が仕事をする上で支障のない状態であることなどがあげられます。バスの運転手は走行中に信号を確認しなければならないことから、視力の問題などもありますけど、疲れている状態で長時間運転すると健康被害が出てしまうでしょう。
路線バスの運転手
路線バスの運転手は長時間労働ということもあり、体力的に弱ってきたら退職している例があります。路線バスの場合は狭い道路が多く、毎日交通量の多い道を運転しなければならないということになると、安全面を考えて神経をすり減らすことになるでしょう。
決まった時間内に運転しなければならないというのも、歳を取ってくると体力的に難しくなってくるようです。定年を待たずに退職するのは、このような体力的に厳しい場合です。バスの運転手の健康状態が悪いと大きな事故につながるおそれもあるため、バス会社は健康診断をはじめとする交通事故対策を行っています。
観光バスの運転手
観光バスの運転手の定年は、勤めているバス会社によって異なります。
観光バスには、走るルートの短いものから長いものまでいろいろあります。走るルートが短い場合は、高齢の運転手でも務まりそうです。それぞれの運転手の体力や生活の事情などに合わせて、バス会社では走るルートを決めています。
高速バスや夜行バスの運転手
高速バスや夜行バスなどは長時間労働や夜遅く走ることになるため、安全性を考えた上で高齢の運転手は雇っていないということでした。
交通事故が心配されるような勤務体制となると、働く条件が厳しくなります。若いときは高速バスや夜行バスを運転していたとしても、歳を取ったら業務内容が変わる場合があるようです。バスの運転手には、それぞれの年齢に合った仕事があります。
送迎バスの運転手
送迎バスの運転手は、小学校や幼稚園などの学校関連で子ども達の送迎を行っています。運転するのは学校から子どもの自宅付近までであり、ルートが短く一日の送迎時間が決まっているために、体力的に元気であればかなり歳を取ったとしても働くことができます。
定年後に、比較的ラクに運転できる仕事を見つけて転職することが可能です。
視力などに問題がなく、体力面や働きたいという気持ちがあれば、仕事内容によってはバスの運転の仕事に就くことができそうです。
まとめ:定年となる年齢はバス会社によって違う
運転しているバスの種類や勤めているバス会社によって、定年の年齢に違いがあります。
体力的に丈夫で働きたい気持ちがあれば、かなり歳を取っても働けるようです。
長いルートの運転は無理でも、短いルートの運転があり、高齢のバス運転手が働いています。バス会社には、定年で仕事を辞めたバス運転手が嘱託として働いている例もありますから、働く人しだいで定年後も勤め続けられる可能性があります。