運転中の眠気を予防する方法

トラックやタクシーなど、運転をお仕事にしている運転手にとって、運転中の眠気は大敵。眠気覚ましの方法を覚えて、つらい眠気を追い払いましょう。ここでは、眠気を予防する方法をまとめて紹介します。
 

前日にたっぷりと睡眠を取る
運転中の眠気が前日の疲れからきている場合は、よく眠れていないか、眠りが浅い可能性があります。そこで、眠気を起こさないように前日にたっぷりと睡眠を取ることをおすすめします。

寝ている途中で目覚めたり、トイレに起きるといった中途覚醒がなく、7時間から8時間程度しっかりと眠ることがポイント。しっかりと熟睡できていれば、翌日自然に目覚めることができます。
 
腹八分目を心掛ける
食事の後はお腹いっぱいになり、自然にまぶたが落ちてきます。満腹になるほど眠気に悩まされるものなので、食べると必ず眠くなる人は食べ過ぎに注意を。

運転中の食事は腹八分目を心掛けつつ、飲み物もお腹いっぱいに飲まないようにしましょう。飲み物は少しずつ口に運ぶ「ちび飲み」がおすすめです。
 
減煙・禁煙する
喫煙者が一時的にタバコを吸わずにいると、離脱症状で眠気に襲われることがあります。タバコを吸うと目が覚めるという方は、吸わないことで眠くなる＝離脱症状が体に現れていると考えられます。

禁煙は一気にすると離脱症状が強く出てしまうので、普段から意識的に喫煙の本数を減らし、少しずつ減煙を。
 
深呼吸をして気分転換
どうしても眠気に勝てない時は、安全な駐車場などに車を停めて車外で深呼吸を行ないましょう。軽く腕を曲げ伸ばしたり、スクワットなどの柔軟体操を挟んだりしてもOK。

適度に体を動かすことで血の巡りが良くなり、頭がさっぱりとして眠気を感じにくくなります。
 
太陽の光を浴びる
薄暗い車内で運転をしていると、就寝前のように心地良い眠気に襲われやすいもの。日中は体内時計のリズムを合わせるために、直射日光をできるかぎり全身に浴びるようにしましょう。

休憩時間やトイレタイムなどで車外に出た時に、太陽の光を浴びるようにすると効果的です。パソコンやスマートフォンから出るブルーライトも目覚まし効果があるので、天気が悪く太陽が出ていない日や、夜間帯にはブルーライトで代用すると良いでしょう。
 
カフェインを摂る
無難な方法として、覚醒作用をもたらすカフェインを摂る方法があります。コーヒーやお茶、エナジードリンクなど、さまざまな飲み物にカフェインが含まれていますのでえ、飲みやすいものを選んでカフェインを適量摂取します。

ただし、カフェインの摂り過ぎは深刻な健康被害の可能性があるため、飲み過ぎには注意を。エナジードリンクや栄養ドリンクなら1本、缶コーヒーなら2本程度を限度としてください。
 
数分間仮眠する
うつらうつらとしている瞬間はとても気持ちがいいものです。たとえ短時間でも眠りに落ちれば、目覚めた時に頭がすっきりとしてきます。

寝不足やつらい疲労などでどうしても眠気が収まらない場合には、休憩時間などをみて、数分間仮眠を取ると良いでしょう。1時間の休憩時間がとれる場合は、早めに食事を済ませて30分程度の仮眠を取ることもおすすめです。
 
冷たい水で顔を洗う
トイレ休憩などで立ち寄った場所に洗面所があれば、そこで冷たい水を手に取り、顔に当てるだけでも温度による刺激が得られます。

直接顔に水を当てたくない方はハンカチやタオルを濡らし、顔を拭くと良いでしょう。

眠気に打ち勝つためには、疲れを残さないようにしっかりと休むことが大切ですが、日中の眠気はさまざまな方法で予防ができます。
 
ぜひ上記で紹介した方法を組み合わせて、安全運転の妨げになる頑固な眠気を吹き飛ばしてくださいね。