第2回事務局賞3
事務局賞:北村様
エピソード内容
私が18歳で免許を取った頃、とにかく運転したくてしたくて、用もないのに良く近所を走っていました。心配する父を必ず横に乗せて。
ある時、少し時間があったので、高速道路に乗ることになりました。
緊張していましたが、他の車の波になんとか乗ろうと、頑張って80キロを出していました。
しかし、ほとんどの車は100キロほど出していて、若葉マークをつけてゆっくり走る私の車を、どんどん抜いていきます。
抜かされる度に、私は「わ~怖い!」とか「法定速度で走ってるのに!」とか叫んでいました。
すると父が思わぬ行動に!
なんと急に窓を開けて、身を乗り出し、追い越そうとする車に「こっちは教習所で習った事を真面目にやってるんだぞ!そっちも先輩ドライバーなら、お手本見せろ!」と叫んだのです。
しかも父は助手席に座っていましたから、その窓から反対方向の追越車線に向かってです。
こういうの、親バカって言うのでしょうか。
おかげでスリル満点のドライブになりました。
父はもう8年前に亡くなりましたが、二人でしたドライブの思い出は、昨日の事のようです。
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