第12回応募1
ちゃぁはん様
エピソード内容
私のはじめてのクルマは、祖父から譲り受けたクルマでした。
ある日、そのクルマからオイルが漏れていることが発覚し、きゅうきょ廃車にすることに。通勤にはどうしてもクルマが必要だったので、すぐに某大手のディーラーに行きました。
初めての新車購入。じっくり時間をかけて商談を行いました。一緒に来てくれた両親と繰り広げられる値下げの価格交渉。また、フェンダーポールやバックカメラがあったほうがいい、とアドバイスをもらい、営業の方に相談して値段とのバランスを吟味。
クルマのカラーや内装にも気を配り、とても納得のいく新車購入ができました。
そしてついに訪れた納車日。私はディーラーまで足を運びました。ついにご対面した私のクルマ。感動で胸がドキドキしました。
担当者の方が内装やナビの機能を説明してくれました。前のクルマとはまったく違う装置になかなかピンと来ませんでした。
結局、実際に走りながらいろいろ試してみてください。と言われ、私は運転席に乗り込みました。
「それではお気をつけて!」「はい!ありがとうございました!」最高の笑顔で見送ってくれる担当者ならびにお店のみなさん。
シートベルトをして、ハンドルをにぎり、私はその笑顔に向かってこう言ったのです。
「…あの、すみません。これってエンジンかかってるんですか?」
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