免許の更新期間
普通自動車を二輪車、大型車などの乗用車は、それぞれに応じた自動車免許が必要です。免許を取得してから所持を続けるには、定期的な更新の手続きが必要になります。ここでは、免許の更新期間や手続きの方法を紹介します。
免許の更新期間
運転免許は、取得してから5年未満の方と違反運転を行なった方、71歳以上の高齢者は3年ごとに更新となります。それ以外の方は5年の有効期間が与えられます。
免許の更新期間は、有効期間が満了になる直前の誕生日の1ヶ月前~1ヶ月後の2ヶ月間までと決められています。例えば4/1が誕生日の人なら、3/1から5/1までが更新期間にあたります。
満了する日が土日祝日にあたっている場合はその翌日までが更新期間になりますが、いずれにしても期間内に手続きを終えなければなりません。
長期出張、海外旅行、病気入院、出産などの理由で期間内に手続きができない場合は、更新期間前に手続きを済ませることができます。病院の診断書やパスポートなどの書類を添えて申請を行ないます。
ただし、前もって更新手続きを行なうと免許証の有効期限が短くなります。短縮された有効期間を確認し、次回の更新にも備えておくと安心です。
免許更新に必要な物
免許の更新には、所持している運転免許証と更新連絡のハガキを持参します。70歳以上の方は「高齢者講習終了証明書」または「特定任意高齢者講習終了証明書」を、外国人の方は在留資格の確認できる書類を持参します。
住所変更を伴う場合は住民票か健康保険証、どちらも無ければ消印付郵便物(ダイレクトメールや年賀はがき以外)または住所が確認できる公共料金の領収書などを持参します。住所については確認のみとなるため、書類の提出は必要ありません。
本籍または国籍、氏名変更を行なう場合は、本籍・国籍が記載されている住民票を提出します。住民基本台帳法が適用されない方は旅券などが必要になります。
免許の更新手続き
免許の更新手続きは、運転歴や違反歴に合わせて講習区分が決まっています。内容に応じて講習時間や申請日時が異なるため、必ず更新のお知らせと書かれたハガキで内容を確認しましょう。
通常、免許の更新手続きは本人確認や講習などで修了しますが、満70歳以上の方は前もって「高齢者講習」などを受けなければなりません。
また、満75歳以上になると認知症などによる不慮の事故を予防するために、運転者の資格をチェックする「講習予備検査(認知機能検査)」も受けなければなりません。
通常、免許の更新は手続きだけなら1時間程度で済みますが、待ち時間が長い場合はそれ以上かかる場合があります。また、講習は30分から2時間の間で行なわれ、違反の回数が多い人ほど講習時間が長くなります。
トータルで3時間程度を見積もっておけば間違いありませんが、待ち時間によってはさらに前後することがあるので、スケジュールには余裕をもっておきましょう。
万が一免許証の更新をせずにいると、その免許は失効となります。もう一度免許を取得するためには教習所に通い、一から試験を受けなければなりません。
ただし、免許が失効した日から6ヶ月以内、またはやむを得ない理由で免許の失効後6ヶ月以内に試験が受けられなかった場合、免許が失効した日から6ヶ月~1年以内の場合には、免許試験の一部が免除されます。
期間内に手続きを済ませよう
運転免許には取得してから5年以内、違反運転者、高齢者などを除き、5年間の有効期間が設けられています。
更新を行なう場所は警察署のほか、運転免許試験場になる場合もあります。更新のお知らせが届いたら更新期間と持ち物を確認し、期間内に間に合うように手続きを済ませましょう。