ルート配送運転手の仕事内容

ルート配送は、荷物の輸送や配達に関わる仕事として必要不可欠の存在です。通常の配達業務とは異なる点も多いのですが、ここではルート配送の仕事内容や給与、待遇などを詳しく説明します。
 

ルート配送の仕事は、取り扱う物と配達先があらかじめ決められています。個人宅や会社、学校や病院などにウォーターサーバーの水を届けたり、病院や薬局に薬を配送するお仕事もルート配送のお仕事のひとつ。

また、定期購入の商品を個人宅に届ける業務や、小売店への商品の配達、自販機の補充や飲食店への食材の配送などもルート配送にあたります。

現在ルート配送を取り入れているのは、小売・食品卸業界・倉庫・宅配・引っ越し業界など。生花や魚介類など特定の商品を運ぶ配送業務もあります。
 
ルート配送の仕事の流れ
ルート配送のお仕事は、ルートの確認や配車準備から始まります。アルコールチェックなどを行ない、車のエンジンオイルやバッテリー液の状態を確認してから、車に荷物を積み込みます。積み残しがないかチェックして、目的地へ出発します。

配送先へ到着し、荷物を届けたらすぐに次の現場に向かいます。事故防止のために休憩を挟みながら配送を繰り返し、すべてのスケジュールを終えてから帰社します。配達車両のチェックや清掃、後片付けを行ない、翌日の準備や業務日報の記入をして業務を終了します。
 
ルート配送に必要なスキル
ルート配送では効率的な配達が基本となります。トラックや自動車を運転しなければならないので、最低限の運転技術は必要になります。

寒冷地では悪路を走行したり、凍った坂道を上ったりしなければならないため、土地に合わせた運転技術も求められます。

また、荷物の配達先がお得意様や新規の顧客である場合、最低限のビジネスマナーが必要になります。笑顔で挨拶ができること、失礼の内容に接することが基本です。

配送の仕事は激務になる場合も多いので、効率重視の会社に未経験者が入る場合は要注意。応募前に必ず会社の事業内容や募集要項を確認して、自分に合った職場を探すことが大切です。

ルート配送は一般的な配達業務と同程度の給与体系ですが、配達先が繁忙期を迎えると配送業務にも影響するため、急激に忙しくなる場合があります。繁忙期にかかれば業務量が増えるので、必然的に給与もアップします。
 
同じルート配送でも、大型トラックを扱える運転手は重宝される傾向にあります。特に前職で大型車やトラックを運転していた方は、即戦力として採用されやすく、スキルを活かして稼ぐことができます。
 
正社員で採用されれば、月収20万円超かつ賞与つきの給与も期待できます。ただし、会社や地域によっては20万円を下回る場合も。残業の有無で月々の給与が変動するケースも少なくありません。
 
ルート配送の待遇としては、中長距離トラックの運転手に比べて年間の休日が多めとなっています。会社にもよりますが、年間休日が110日を超える場合もあり、休みもしっかりと取りたい方は休日が確保されている会社を選ぶと良いでしょう。

ルート配送のお仕事は目的地が決まっており、商品を配送する仕事内容なので、特別に難しいことはありません。他のトラック運転手に比べて労働時間が少なく、休みも確保しやすいのがメリットと言えるでしょう。
 
個人間、個人と企業、企業間など、さまざまな場所で配送が行われている以上、これから先も配送のお仕事はなくなることはありません。そのため常に一定の求人が出ており、自分の地元で好待遇で働くことも夢ではありません。
 
運転技術をフルに活かしつつ、地域や企業に貢献できるお仕事ですが、一方で賞与や休日に関する待遇も期待できるため、プライベートも充実させたい方にぴったりのお仕事です。