バス運転手の魅力とは
バスの運転手は、限られた区間の往復から中長距離の移動まで、人や物を輸送する重要な仕事を担っています。今回はバスの運転手という仕事の魅力とやりがいについてまとめました。
バス運転手の魅力とは
大型車を扱う楽しさがある
大型バスの運転は、普通自動車免許を取得してから運転経験を3年以上積んだ場合にのみ認められます。もちろん大型免許取得のために自動車教習所に通わなければならないので、普通自動車とは違った努力が必要になります。
しかし、一度大型車両を運転できるようになると、普通自動車にはない目線での運転ができるので、運転が楽しく感じられると言います。技術を身につけるためには時間がかかりますが、努力の分、得られる喜びが大きいことも、大型車両ならではの魅力。
大型車両ならではのハンドル操作に慣れれば、バス以外の車両も運転できるようになるため、可能性がさらに拡がります。
高い運転技術が身につく
バスの運転手は大型2種免許が必要ですが、運転技術が伴っていなければバスを乗りこなすことはできません。
しかし、バスの運転手として勤務するうち、次第に経験値が上がって技術力も身についていきます。誰でもはじめのうちは大型に慣れないものですが、狭い道のカーブや渋滞する街中の走行など、勤務場所に応じてスキルを上げていくことができます。
接客スキルが磨かれる
バスの運転手は、子どもから高齢者、外国人、時には障がいを持った方まで、さまざまな乗客の移動をサポートします。利用客と顔見知りになったり、知人が乗り合わせたりと、乗客との接客の中にはさまざまなシチュエーションが発生します。
年代の異なる人と挨拶や会話をすることもあるので、接客のスキルが自然に磨かれていくのは、バスの運転手ならではのメリットと言えるでしょう。
普段の何気ない「ありがとうございました」という挨拶は、運転していてよかったとやりがいを感じられる瞬間です。道や駅を聞かれるケースでは、とっさの対応力や判断力が磨かれます。
地震や道路冠水などの災害発生時、交通障害や車両トラブルが起きたときには、乗客と力を合わせてトラブルに対応することも。
ほとんど経験することのない特異な状況もまれに発生しますが、どんな時でもコミュニケーションを大事にすることで、自身のスキルアップへとつながります。
バス運転手の仕事の魅力
仕事に集中できる環境である
バスの運転手は、基本的に一人で運転をして人や物を目的地に輸送します。運転中はほとんど話しかけられることがなく、仕事にしっかりと集中できる環境が整います。
観光バスや夜行バスでも、バスガイドや添乗員、または交替勤務の運転手が同行することがありますが、運転は自分一人で行なうので気が散る心配はありません。一人きりになりたい、または一人で集中して業務に取り組みたい方にとなって最適な環境です。
一般的な会社員であれば、大勢の上司・部下や他の部署の人と協力しながら働くため、どうしても人間関係に気を遣わなくてはならない面が大きいですが、バス運転手はその辺りの煩わしさが少ない仕事といえます。
平日に休みが取れる
バスの運転手は交代勤務が基本となります。路線バスのように、土日も変わらずに業務を行なう職場では土日祝日に業務に入り、その後平日に連休になるといったケースも少なくありません。
早番から遅番、場合によっては夜勤や変則勤務となる日もありますが、平日にまとまった休みが取れるのは大きなメリットです。土日祝日の混雑を避けて用事に出かけたり、家族揃って旅行や休暇を楽しんだりすることも可能です。
手に職がつくお仕事
大型車両を扱うためには、免許と運転技術の両方が必要です。実力をそのまま活かせる職種なので、運転が好きな方には天職となるでしょう。
時間に正確に、安全運転で大型車を扱うバスの運転手はドライバーとして高く評価され、バス以外の車両の運転にもスキルを活かせるので、転職にも非常に有利です。
まさに「手に職」を付けたい方におすすめの仕事と言えるでしょう。