トラック運転手の面接でよくある質問
トラックなどの運送業界に運転手として入る際、一般企業と同じく書類審査と面接が行なわれます。ここでは、面接で尋ねられる質問と、質問に対する答え方について紹介します。
トラック運転手の面接でよくある質問
免許をとってどのくらい経ちますか?
自動車運転に関する経験値を尋ねる質問です。一定期間自動車を運転しているかどうか、大型車の扱いにも慣れられるかが見られます。
「3年です」「10年です」と素直に回答して問題ありませんが、長期間のブランクなどはネガティブな印象を与えます。
同じような車の運転経験はありますか?
トラック業界では大型車を主に扱います。経験者かどうかを尋ねられる質問ですから、前職やその前の職種も含めて、大型の経験があるかどうか、経歴を踏まえて答えましょう。
「前職はバスの運転手をしていましたので、大型車の運転には慣れています」などと答えます。「実家の家業の手伝いで大型車を運転していた」「大型の特殊車両を運転していた」といった経歴もすべて加味されます。
事故や交通違反を起こした経験はありますか?
安全運転ができるかを問われる質問です。トラックの事故では、歩行者はもちろん普通乗用車や自転車・バイクなどの二輪車も巻き込む可能性があるため、常に安全運転を心掛けなければなりません。
なぜこの仕事を選んだのですか?
トラック業界に限らず、どの職種でも尋ねられる定番の質問です。就職や転職を考えた理由、トラック業界への想いなどを伝え、やる気をアピールしましょう。
フォークリフトなどの特殊免許はありますか?
現場によっては、荷物や貨物の積み下ろしに特殊免許が必要になる場合がありますので、特殊免許の有無を答えましょう。必須ではなくても現場によってはあると理想的です。
質問はありますか?
すべての質問の最後に聞かれることです。何も聞きたいことがなくても「特にありません」と答えずに、企業のホームページなどで得られた情報を元にして、会社の雰囲気や現場で求められるスキルなど、分からないことを尋ねるようにしましょう。
面接の前に準備しておきたいこと
いつでも運転できるようにしておく
トラック運転手の面接は、大型免許(もしくは普通自動車免許)を所持しているか、運転経験はあるか、運転に自信はあるかなどが聞かれます。
まったく運転経験がないのにトラック運転手を志望する方はあまり多くはないはずですが、多少運転のブランクがある場合は手持ちの車やレンタカーなどで軽くドライブをして、運転レベルをキープすることをおすすめします。
持ち物を揃える
次に、面接に必要となる履歴書と印鑑、身分証明書、筆記用具を用意します。履歴書には運転に関わる資格や実績をもらさずに書き入れ、ファイルなどに挟んできれいな状態で持参しましょう。
事業所によっては、面接後即採用となるところもあります。その場合契約書に捺印しなければならないので、印鑑も忘れずに持っていきましょう。
ホームページなどをチェックする
応募先の事業者や会社のホームページには、企業理念や採用条件、仕事の流れなどが詳しく掲載されています。
Twitterやブログなどがあればそちらにも目を通し、どんなところに惹かれたか、気になるポイントなどを確認しておきましょう。企業が出している情報を読み込んでおけば、面接でも話が弾みやすくなります。
事前準備は万全に
トラック運転手は実績や資格の有無が重視されがちですが、面接では人となりが確認されるため、明るく前向きな気持ちで意欲をアピールしましょう。
未経験でもやる気があれば採用になる可能性は十分にありますので、トラック業界への憧れや志望理由をしっかりと組み立てておくことをおすすめします。