タクシードライバーのメリットや大変なところ
タクシードライバーのメリット
タクシードライバーはバスやトラックに比べるとメリットの多いドライバー職です。
・自由な時間帯で働ける
タクシードライバーの場合、24時間のうち好きな時間を選んで働くことができます。(ただし、勤務時間は会社によって異なる場合があります。)このため9時~17時の定時勤務をするのもよし、完全な夜勤の勤務形態にするのもよし、あなたの好きな時間で働くことができます。
・翌日が休み
タクシードライバーならではの勤務形態として「隔日勤務」というものがあります。
これは長時間勤務(20時間前後)を行った次の日が丸1日休みとなるものです。不規則な生活にはなってしまいますが、その分休日数が圧倒的に増えるためプライベートに使える時間が大きく増えます。
・やる気次第で大きく稼げる
タクシードライバーの全国の平均年収は300万円程度となり、バスドライバーやトラックドライバーと比べるとやや低めです。ただし、これはあくまで全国平均年収の話です。東京の平均年収は約400万円と100万円上昇します。タクシードライバーは基本的には歩合制となり、働けば働くほど給料は伸びていきます。
やる気のある方であれば年収500~600万円はざらにいて、稼ぐ人では年収800万円以上、さらに個人タクシーという道もあり、年収1000万円以上になることもあります。
・運転の疲労が少ない
タクシーは普通乗用車サイズであるため、同じ時間運転するのであれば大型のバスやトラックより疲労が少ないです。身体を労り無理せず働いていきたい方にはタクシーがおすすめです。ただし、隔日勤務の場合は、勤務の翌日は丸1日休みですが、1乗務あたりの勤務時間が長いので慣れる必要があるでしょう。慣れてからは月の休みが18日程度ということもあり、心にも体にも優しい勤務体系です。
タクシードライバーの大変なこと
・地理に詳しくなければならない
東京など大都市を走る場合は、複雑に入り組んでいる道が多く、大変苦労します。お客さまは多かれ少なかれ「ドライバーは道に詳しくて当然」と思っているので、新人のうちは緊張の連続です。
ただし、地理に詳しくなればなるほど営業範囲も広がり、仕事が楽しくなります。
酔っ払い、横柄なお客さまへの対応
タクシードライバーをしていると、さまざまな人に出会います。たいていのお客さまはいい人ですが、中には泥酔して怒鳴り散らしたり、「とにかく速く走らないとお金を払わない」など、何かと因縁をつけてきたりする人もいます。
どれだけ嫌な気持ちになったとしても、お客さまには冷静に対応しなければなりません。
タクシードライバーのやりがい
・お客さまとの距離が近い
タクシードライバーの仕事のやりがいは、毎日さまざまなお客さまに出会えることです。若者から年配者まで、時には海外からの観光客を乗せることもあります。
お話好きなお客さまとは雑談を楽しむこともあり、お客さまと接する中で、ただ運転すること以外の充実感を味わえます。
また、お客さまのニーズはそれぞれ違うため、限られた時間の中でどれだけ喜んでいただけるサービスが提供できるかも、ドライバーの腕の見せ所です。
「あなたで良かった」と言っていただけた時には、大きなやりがいを感じられます。
土地に詳しくなれる
お客さまのニーズに応じて車を走らせるタクシードライバーは、仕事を通じて土地に詳しくなります。これまで知らなかった土地の魅力が実感できたり、変わりゆく風景を眺めている時間も、とても楽しいものです。
経験を積み、地図を見なくてもお客さまが望む目的地にたどり着けるようになると、達成感を味わえます。