タクシーの運転手が結婚できないと言われる理由
圧倒的に男性の割合が多いタクシー業界。若くして運転手になった方や、まだ働き盛りの年齢で運転手になる場合には、結婚や恋愛といった面で不安を感じる方も多いようです。ここでは、タクシー運転手と結婚の関係と、結婚への適正を詳しく説明します。
タクシーの運転手が結婚できないと言われる理由
出会いが少ない
女性運転手の採用が進んではいるものの、タクシー運転手の90%は未だ男性だと言われています。他業種から転向する方もやはり男性が多く、女性と一緒に働く機会が少ないため、出会いそのものが期待できないとする声も。
女性運転手の数が多い職場では出会いの機会も期待できますが、タクシー業界全体ではまだまだ女性の割合は少ないと言っても良いでしょう。
収入が不安定
タクシードライバーの給与体系は、すべて固定給ではなく一部もしくは完全歩合制になります。売上が多ければ収入も安定してきますが、歩合制の場合月々の給与が変動することになります。
結婚のために貯金したいと思っても、収入が安定しなければ前に踏み出しづらくなります。繁忙期などを狙ってしっかり稼ぐか、他業種や固定給のタクシー会社に転職するなどの方法が無難と言えるでしょう。
勤務時間が不規則
タクシーの運転手の業務は朝から夕方までと固定されているわけではなく、夕方から夜、場合によっては深夜帯から朝にかけて働くことも多いです。
夜勤が入ると必然的に夜の勤務となり、昼間は就寝しなければなりません。異性との出会いを期待していても、夜間に外を出歩く人はそれほど多くないので、昼間のような出会いは期待しづらいのが現実。
1回の勤務で10時間を超えるケースも発生するため、帰宅してからはすぐベッドに入る方も多いです。業後に婚活をする気力が湧かず、結果的に婚活ができない状況に陥ってしまいます。
タクシー運転手は結婚に向いていない?
結論から言うと、タクシーの運転手でも結婚することは十分に可能です。結婚につながる出会いがどこかにあって、相手がタクシーの運転手という職業に理解を示してくれれば問題はありません。
業界内で出会いを探すのは大変なので、知り合いや友達をあたるか、人から紹介されてお見合いをして結婚している人も少なくありません。また、自分から婚活パーティーのような出会いの場に出かけていく方もいます。
休日にスポーツや料理のような趣味のサークルに参加し、そこから出会いにつなげることも可能。決して結婚できないわけではないので、自分から相手を探しに出かけるのが結婚への近道となります。
勤務体系や給与については、どの会社も完全歩合制というわけではありません。「固定給+歩合給+賞与」「歩合給+賞与」など、固定給や賞与を採用しているケースもあり、自分に合った働き方が選べます。
いずれにしても、タクシー運転手という仕事を理解してくれる相手が理想的。仕事の話や給与の話がきちんとできる人を探しましょう。
業界の外にも目を向けてみよう
タクシー運転手が結婚できないと言われるのは、業界全体で男性の割合が多く出会いが少ないことが一番の理由です。また、タクシー業界に転職する人の既婚率が高く、独身者の割合が低いことから、独身者が出会いを求めづらいのも実情です。
運転手が結婚に向いていないと決めつけるのは極端ですが、本気で結婚を考えるなら業界の外にも目を向ける必要があるでしょう。
これからタクシー業界に転職を考えている独身の方は、仕事の中で出会いを求めようとしてもなかなか出会いが見つからない可能性があります。積極的に異性のいる集まりに顔を出したり、友人や知人のネットワークを活用するなどして出会いを探すことをおすすめします。