キャンペーン 2018年11月9日 takahashi

第7回応募8

秋ノ原紅葉様

エピソード内容

車から離れて１０年目。しかし子供も小学生になり、折角なのでレンタカーでも借りてどこかへ連れて行ってあげようと思い、久しぶりに免許を確認。
案の定、ゴールド免許！すると運転免許証を見る私に気づいた子供が柔道大会で勝ち取った金メダルを胸に下げて戻って来て、一言こう言われました。
「僕、絶対パパの運転する車に乗らないからね。パパ、それゴールド免許だよね。見てよ、パパ！僕の輝く金メダルを！パパのゴールド免許とは大違いだよ！」
確かに金の意味合いが違います。そう言われてはぐうの音も出ず、私はペーパードライバー講習に行くことを決めました。
それなりの教習料金を払ったものの、講習に行って大正解でした。そう私はアクセルとブレーキがどちらについているかさえすっかり忘れていたのです。
そしてそんな私でも指導員の方は一から懇切丁寧に指導してくれ、時間が掛かりながらも、ようやく運転の勘を取り戻しつつあった私。
しかし、それは甘かった。そう教習所から出て指導員を助手席に乗せて市街地走行へと向かった時のことです。実際の道路は全く別の場所でした。
まず車幅感覚が中々掴めない。もうこれは慣れるしかなかったです。単純な移動のはずの車線変更やＵターンも内心ヒヤヒヤ・・・。
そんな感じで何とか計約５時間の教習を終え、無事我が家へ帰宅。そして正直に「お爺ちゃんの車借りて、もっとパパ練習するからいつかドライブに行こうね」と息子に報告。
息子は胸の金メダルを誇らし気に見せてニコリと笑っていいました。「パパのゴールド免許が安全運転の金メダルになったらね」と。
そう本当の意味で安全運転を出来るまではゴールド免許とは言えない。
息子の言葉を胸に、いつか安全運転の金メダルを胸に掲げる気持ちで、家族で楽しくドライブ出来る日を目指して頑張って行こうと思いました。

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