ドライバーの面接
面接で問われること
ドライバーになりたいと思った場合、タクシー・バス・トラックいずれかの就職試験を受けることになります。
そして就職試験においては、面接を中心に採用の可否が判断されることが一般的です。
ドライバーには、運転する車によってそれぞれ必要な免許があるため、面接では免許取得状況の確認のほか、車による事故や違反歴について、
運送業界での経験、さらに転職者の場合は前職での仕事内容などについて聞かれることが多くなっています。
トラックドライバーの場合、特殊技能を要するフォークリフトの経験などが問われることもあります。
そのほか、体力に自信があるかや、志望動機、長所や短所、将来の目標なども聞かれることが多いようです。
会社の「顔」となり、誠実に働けるか
ドライバーの仕事は、ただハンドルを握って運転をするだけではありません。その会社の「顔」となり、お客さまのために仕事をする気持ちが求められます。
とくに、毎日さまざまな乗客と顔を合わせるタクシーやバスのドライバーには、礼儀正しさや、サービス精神が必要とされます。
もし、自分が運転する車に乗ったお客さまに「このドライバーは感じが悪い」と悪印象を抱かれてしまったら、以後、自社のタクシーやバスを利用してもらえなくなるかもしれないからです。
一方、長距離運転が主となるトラックドライバーの場合、運転時間が長くなることや、車に個人のお客さまを乗せることは普通ありません。
しかしながら、荷物の届け先ではお客さまと接しますし、何よりも長距離を安全に、確実に走り遂げることができるか、といった誠実さが求められます。
こうしたことから、ドライバーの面接では身だしなみはもちろん、言葉遣いや人間性などまで判断されると考えて臨んだほうがよいでしょう。